グローバル供給の重要拠点 新工場棟やライン増設

摘要

村田製作所は、フィリピンの新工場フィリピン マニュファクチャリング ムラタ(PMM、バタンガス州タナウアン市)を1月に稼働させた。22万7646平方メートルとアジア最大の敷地面積を誇り、チップ積層セラミックコンデンサ(MLCC)の組み立てから開始した。従業員約300人でボリュームゾーンの1608、1005サイズのMLCCから生産。スマートフォン、タブレットPCなど新たなアプリケーションの普及、伸長による需要増に対応するため、ASEANエリアのフィリピンに初の工場を建設した。今後、MLCCの前工程も持ち込み、MLCC一貫生産工場としての体制を整える計画。ほかの製品の生産も検討している。最終的には工場4棟、従業員3千人の汎用電子部品の基幹工場にしていく。