繊維加工産業の脱炭素社会への入口

摘要

2030年の直近の目標，さらに2050年の最終ゴールと地球温暖化防止(気候変動による災害の防止と人類の持続性維持)に向けた取り組みは，すでに数十年が経過している.しかし，ゴールまでの道のりは定かでない.われわれの子孫が安心して暮らせる地球上の時間を確保するのはわれわれの責務である.SDGsのGoal(目標)のいくつかは，温暖化ガスの排出制御にかかっている.繊維加工産業は，衣服をはじめ人々の生活に密着した製品を送り届ける産業である.その歴史は3000年以上の昔からの物もあり，継承された貴重なものは残していく.一方，工業生産·加工に有利という工程の多くは，エネルギーを多量に消費している.しかし，この部分の温暖化防止策は改善されていない.JTCCは利益追求企業ではなく，繊維産業の持続的発展を切望する技術集団である.脱炭素に向けての相談はいつでも対応している.Non Profitable Organization=Japan Textile Consultant Center(JTCC)にご連絡下さい.