遷移金属触媒によるリビングラジカル重合の開発と展開

摘要

ラジカル重合は付加重合の中で，さまざまなどニル化合物rnの重合を可能とする最も汎用性の高い重合系であり，工業的rnにも広く用いられている。しかし，重合生長種は中性で高いrn反応性をもつ炭素ラジカルであるため，重合反応の制御は困rn難であり，分子量の制御やブロックポリマーなどの精密高分rn子合成には，ラジカル重合は不向きとされてきた。