広がるデジタル航空カメラの世界（その1）

摘要

1　はじめにフイルムを用いるアナログ形式の航空カメラが標準としている焦点距敵150mm，写真寸法23cmX23cmは（基線高度比0．6），各種の条件の微妙な均衡によって成立したものであろう。例えば，効率を上げるためには焦点距離を短くしたり写真寸法を大きくしたりすることで，一度により広い範囲を撮影することができるが，このような開発は建物などの倒れ込みによる隠蔽部を増加させ，地図精度を低下させてしまう。