包装用プラスチック原料動向: どうなる価格高騰の行方と「2008年間題」以降の世界情勢

摘要

すでに3年半に及ぶ樹脂原料価格の高騰を受け、包装業界全般は現在、 非常に厳しい局面を迎えています。包装資材メーカー各社では、従来か 製品の軽量化や薄肉化、合理化などの自助努力を続けコスト上昇分の吸収に取り組んでいるものの、これもほぼ限界に達しました。これらの業界を取り巻く況は、もはや“瀬戸際，と形容しても決して大げさではありません。 主要各社では収益確保のため、製品価格の転嫁に向けた取り組みが本格 化ているとは言え、今秋以降もさらに樹脂価格の値上げが予測されるな ど、相変わらず不透明感が支配しています。