液体ミルクの有用性をいち早く評価

摘要

「赤ちゃん防災プロジェクト」は、日本栄養士会災害支援チームが主体（事務局）となり、昨年11月19日に発足したもの。その発表会で披露された「赤ちゃんにとって最良の栄養源は母乳です。災害大国の我が国にあつて、災害の時に大事なことは母親と赤ちゃんが元気でいることです。母親が疲れてしまい、母乳が減ったり、一時的に止まったりした場合には、おつぱいを吸わせられるよう、安心して授乳できるプライベートな空間を確保できるよう配慮しましよう。吸わせ続けることで、また出てくるようになります。また、母乳不足や母親の疲労が認められる等、総合的に母子の状況を判断し、必要に応じて母乳代替食品による授乳を検討することも大切です。母乳の代替栄養食品である粉ミルク（乳児用調製粉乳）や液体ミルク（乳児用調製液状乳）、使い捨て哺乳瓶や乳首等を災害時のために備えておくのは特に生後6か月未満の乳児の命を守るためには大変重要なことです」という主旨力5、プロジェクトのほぼ全てを言い表している。