窒素ガス用いた微細発泡PETボトル: 木下賞などの受賞を追い風に採用拡大へ高まる期待

摘要

東洋製罐の微細発泡PETボトル「Fi-Cell~®」（フアイセル）が、「第38回（2014年度)木下賞」（公益社団法人日本包装技術協会）の"研究開発部門"で入簧を果たした。また同容器は、流通大手のイトーョーカドーのPBコーヒー飲料でも採用されている。東洋製罐が発表した資料から、その概要を紹介する。 木下賞は、日本包装技術協会の第二代会長だった故•木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して創設された表彰事業。毎年その年度において①包装の研究•開発に顕著な業績を挙げたもの、②包装の改善•合理化に顕著な業績を挙げたもの、③包装の新規分野創出に顕著な業績を挙げたもの、に対して授与され、賞状および副賞20万円が贈られる。