24時間無人ショップの功罪30年前の'完全セルフサービス'スーパーマーケットの実態

摘要

「(略）1972年7月に三菱重工業と提携して省力化店舗プロジェクトを発足させました。熱海は土地柄、タクシーの運転手さん、ホステスさん、芸者さん、あんまさんなど夜の商売の人が多く、買い物に不便ということがあつたので、熱海巿への利益還元ということを考えたわけです。同時に、これからは人件費も高騰してきていますので、もつと省力化を図つた店舗が必要だという経営陣の考え方もあり、24時間オープンという方式を考えました。その後、石油パニツクもあったため、実施は一時引き延ばされた形となり、1974年8月にプロジェクトを再発足させたわけです」