平成を振リ返リ次の時代に

摘要

新年明けましておめでとうございます。さて今年は平成の最後の年であり元号としての平成は残すところ4力月となりました。平成31年は当社にとって創業60年目となります。当社の創業の母体は福島県，茨城県に跨る常磐炭田です。エネルギーが石炭から石油に代わる時代に地域経済を守る目的で幾多の先人の苦労と取引先に助けられ今日を迎えております。次の30年後は創業90年を迎える頃です。「種の起源」ではダーウインが生き残るのは強い物ではなく環境に適合できる物が生き残るといっておりますが，今後の30年後の社会環境を予測しますとAI(人工知能),自動運転車（空飛ぶ自動車），ロボットの進出を予測する経済学者もおり，また人間の仕事の50%はAI·ロボットにとって代わられるとの予測も出ております。平成の30年間を振り返りますとバブル崩壊，阪神淡路大震災，リーマンショック，東日本大震災と思い起こされるのは経済自然災害の厳しい現実です。現在の経済環境も少子高齢化による人手不足，内需型企業の経済活動の縮小と企業環境はますます厳しくなつております。そんな環境下で地方の包装資材中小メ一カーの環境はさらに厳しいものが予想されますが，当社の目指すベき経営姿勢としては地域企業として「雇用の確保」「社員の生きがいの追及」「物流素材としての紙素材の優位性」。環境に優しい包装資材.包装機能の設計研究開発が目的と考えております。環境に優しい包装資材の研究と研鑽を突き詰め，創業90年を目指して総親和，総努力で平成最後の年を迎えたいと考えております。今後ともより一層のご支援ご指導をお願いいたします。