PNCR(擬似ランダム符号相関)方式による光ファイバセンサ

摘要

光ファイバの特性を測定する装置にOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)があり，ファイバ内の光の減衰や途中のコネクタ等の接続位置と接続部での反射強度が測定できる。図1に典型的なOTDRの測定の様子を示す。OTDRから光のパルスが送出され，光ファイバを伝搬すると，ファイバ内部の不均一性によって生じるレーリー散乱光とコネクタ等の接続点で生じるフレネル反射光が装置に戻る。戻り光レベルの変化は，距離を横軸にとって図1のようにレーリー散乱は右下がりの直線で，フレネル反射はピークとしてディスプレーに表示される。