光のメモリを用いることなく光信号の衝突回避を実現

摘要

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）、財団法人光産業技術振興協会は、フォトニックネットワーク技術、「超高速／大容量電子制御型波長多重光スイッチノードデバイス開発」成果を発表した。開発された光スイッチノードは、光バーストスイッチング（OBS）と呼ばれるもので、バースト的に来るパケットから光ラベルだけを分離して電気処理し、データの載ったペイロードは光のままでスイッチングする方式。研究開発は、「3～5年後の近い将来を見据えた研究開発」と位置づけられており、超小型／低消費電力、低コスト／実装容易性、100Tbit/sスイッチング性能、1ms以下の切替え時間を目標としている。