展示会ピックアップ

摘要

10月は、光通信関連の展示会が相次いだ。「CEATEC Japan」から始まって、「つくばフォーラム」「ネットワーク工事機材展」「SuperComm2009」と続いたが、光通信の専門誌という立場からは、「つくばフォーラム」を除けば、最も注目すべき展示会はSuperCommということになる。しかし、この展示会はTelecomNEXTとGlobalcommとに分裂する前の活気を失っており、展示会とは名ばかりで、展示をせずに特定顧客向けに「商談」をする場と化していた。出展社も最盛期の約1/3、来場者数は発表されていないが、West Hallを使い切るほどの出展社数がなかったせいか、集客力が大幅に落ちている様子だった。内容的にはブロードバンドが中心になっており、「つくばフォーラム」のコンパクトパッケージに落ち着いていた。大手システムベンダは、富士通、ファウェイ、NSNなどを除いて、展示はせずにミーティングルームを確保して商談に集中するというスタイルをとっていた。SuperCommの将来像は、「つくばフォーラム」のコンパクトパッケージ＋ミーティングルームになりそうな様相を示していた。