光コンポーネント市場、25GE/50GEの展望

摘要

ライトカウンティングによると、2011-2014年、光コンポーネントとモジュールの売り上げは堅調に伸びており、これをサポートするのはテレコム用途では100G需要とワイヤレスフロントホールオプティクス、データセンタでは10/40GbEトランシーバ。テレコムアプリケーションは、市場全体の50%以上を占めるが、過去数年市場の成長を維持したのはデータセンタ。2015年に最初の100GbEオプティクスの導入が予定されているが、これはさらに一段市場を押し上げることになる。ライトカウンティングは、市場成長の原動力を100Gと見て分析しているが、これは大手コンポーネントベンダの業績発表からも同じことが言える。JDSUは、2Q15の業績発表を行っているが、四半期の40G/100G伝送光コンポーネントの売り上げは前年比で30%増えたと説明している。ここでは、40Gと100Gをいっしょにして語っているので100Gだけの様子は分からないが、オクラロの業績発表では、明らかに100Gが成長の牽引役を担っていることがわかる。同社の説明では、100Gは前期比60%増、販売全体の40%を占めるとされている。逆に40Gや10Gの比重は軽くなっており、100Gがメインストリームを担っていることが分かる。システムベンダ側から見ると、Alcatel-Lucentの業績発表では、WDMラインカードの出荷で100Gは2013年では26%、2014には34%に増加している。ここまでは、すでに製品化されている100Gの話だが、前号でも見たように、今後25G、50Gの製品が市場に登場することになる。ライトカウンティングの説明によると、25GSerDesの方がより低いコストで高速ポートをサーバに提供できるとMicrosoftが指摘した、となっている。以下では、25G、50Gについて最近の調査会社のレポートを見ておこう。