実装面積を73％削減できる「マトリックスLEDヘッドライト」制御IC、TIが発売

摘要

米Texas Instruments(TI)社は、従来方式に比べて実装面積を73％削減できる「マトリックスLEDへッドライト」向け制御IC「TPS92661-Q1」を発売した。マトリックスLEDへッドライトとは、自動車のLEDヘッドライトをインテリジェント化したもの。例えば、前方から対向車が近づいてきたとする。ハイビームのままだと、対向車の運転手はまぶしく、運転に支障を来すかもしれない。そこで、センサーで対向車の有無を判別し、近づいてきた場合はハイビーム用LEDの輝度を低下させる。それ以外のLEDは、それまで通りの輝度で照らす。こうすることで、自車の走行に必要な明るさを確保しつつ、対向車の運転の妨げにならないことを狙う。この動作を実現するのが今回発売した制御ICである。