シミュレーションで体験する相対性理論常識の通用しない不思議な世界を訪れよう

摘要

すれちがう二つのブラックホール（1～5）遍くに銀河が－つあり，その手前に重さの比が1：4の＝つのブラックホール（灰色の円）がある。このブラックホールが左右にすれちがうようすをシミュレーションしたのが左の画像である。ブラックホールは強力な重力をもつ天体だ。・相対性理論によれば，この強力な重力によって，周囲の空間はゆがめられる。空間がゆがんでいるため，ブラックホール後方の銀河からやってくる光は進路を曲げられ，ゆがんだ銀河の像を結ぶ。これを「重力レンズ効果」という。このシミュレーションでは－つの銀河しか設定していない。それなのに．小さな銀河が二つ．ブラックホールの右手にそれぞれ見えているのは重力レンズのしわざなのだ。