南長野運動公園総合球技場

摘要

南長野運動公園は、1998年長野冬季オリンピックの開閉会式場となったオリンピックスタジアム（現野球場）を中心に整備された総合運動公園である。運動公園の東端に位置する本球技場は、長野市をホームとして活動するサッカークラブ、AC長野パルセイロの」リーグ加盟の条件となる施設基準を満足させるべぐ収容人員約15,000人の球技専用スタジアムとして全面改修されることとなった。設計•施工一括発注方式によるプロポーザルが実施され、地元企業を含む5社による当JVが選定された。スタジアム建築はその特殊性に加え、屋外の建築物としての地域風土への対応が要求される。デザインビルド方式での今回のプロジェクトでは、設計、施工上の各社のノウハウに加え、地元企業による寒冷地対策へのアドバイスや経験を盛り込み、長野の地にふさわしいスタジアムを実現できたと思う。