世界標準の蝙蝠型全翼『ステルス爆擊機B-2』

摘要

二〇一九年一月一〇日、巨大な蝙蝠のような形をした三機のB-2Aステルス爆撃機が、基地のあるミズーリ州ホワイトマン空軍基地を離陸して大陸を丙に横断し、ハワイのパールハーバー·ヒッカム統合基地に約二〇〇人の要員とともに飛来した。B-2Aは一·二万kmもの長距離飛行性能を有する重爆であつたが、さすがに目的地がハワイであるから、カリフォルニァ沖のヒ空で、タンカーから空中給油を受けていたに違いない。このハワイにある統合基地は、マリアナ諸島にあるグァムのアンダーセン空軍基地と異なり、米国内の基地であったが、太平洋の真ん中にあり、グァムの背後に位置する唯一の主力空軍基地でもあった。