「表面テクスチャリング: 機能発現のためのテクスチャ創製(2)」特集号発刊によせて

摘要

前号に引き続き，「機能発現」をキーワードとした表面テクスチャリングの特集企画をお送りする.繰り返しになるが，表面テクスチャリングは非常に多くの関心を集める話題であり，本誌第55巻2号(2000年)の特集企画「サーフェステクスチャ加工とトライボロジー」，トライボロジー会議でのシンポジウム，第3種研究会「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」と，学会誌や学術論文，国内外の会議や研究会などにおいて活発な議論が継続している.本特集企画においても，多くの方が執筆候補者に挙がり,12名の方に様々な視点から表面テクスチャリングの機能発現について解説していただいた.2号に渡る特集企画になったのも，研究者•技術者の関心の高さの表れであると言える.