道庁正門前木塊舖装の保存の歴史と将来へ向けての保全工事: 北3条広場をささえる木塊舗装の長期保存対策

摘要

1924(大正13)年に道庁赤れんが庁舎正門前の北3条線に施工された木塊舗装は、2011年に"道庁正門前木塊舗装•銀杏並木"として土木学会選奨土木遺産に認定された。施工から90年後の2014年7月、木塊舗装区間は保全工事を終えて周辺のまち並みを一新させる札幌市北3条広場によみがえった。この間、木塊舗装は過酷な自然環境や埋設・掘削工事などの撤去計画などにさらされてきた。