(Nanyang Technological University) ヘの留学:アジアのハブとして成長を遂げた都市国家シンガポールより

摘要

シンガポール、国土面積は東京23区と同程度であり、天然資源も乏しい国。それでも、世界の成長センターといえるアジアにおいて、人•物流•金融分野の中心的役割を果たし、今や一人当たりのGDPは、日本を凌駕する。これは、東南アジアの中心に位置する地理条件、地震•台風などの災害リスクがきわめて低いことなどの先天的な優位性に加え、建国当初から強い政府に導かれ、安定した政治•社会の構築、物流インフラ整備、第一言語としての英語教育、積極的な海外企業誘致などを推し進めてきた賜物であろう。この国の居住人口は554万人。中華系、マレー系、ィンド系といったシンガポール人に加え、人口の約3分の1を占める外国人も多く暮らす。まさにアジアのハブという表現が良く似合う。