大型疲労試験機: 世界最大級4000kN疲労試験機

摘要

当研究所に設置されている世界最大級の疲労試験機は、昭和49(1974)年8月、本州四国連絡橋で使用予定の高強度鋼材や、さまざまな構造詳細を有する大型部材•大型溶接構造物等の疲労強度を調査する目的で、本州四国連絡橋公団(現、本州四国連絡高速道路株式会社。以下、本四高速)により設置され、昭和50 (1975)年4月に本格稼働を開始した。その後、平成11 (1999)年2月に本四高速から当研究所に移管され、さまざまな機関や業界の要請により多種多様な試験を実施している。稼働を始めて40年以上が経過した試験機であるが、まだまだ現役であり、活躍の場は多い。