首页> 外文期刊>日本建築学会計画系論文集 >A STUDY ON NEIGHBORHOOD FUNCTIONS OF 'GOZARS' IN KABUL, AFGHANISTAN
【24h】

A STUDY ON NEIGHBORHOOD FUNCTIONS OF 'GOZARS' IN KABUL, AFGHANISTAN

机译:阿富汗喀布尔的“ GOZARS”近邻功能研究

获取原文
获取原文并翻译 | 示例
       

摘要

30年間にわたる国情の混乱に伴う避難民の流入を主因として、アフガニスタン国の首都•カブール市の人口は増加を続け、現在500万人に迫ると推定されている。市街地もまた無秩序な膨張を続け、1978年マスタープランで指定された計画地域を越えてのスプロール化が継続している。後発途上国という制約下で、カブール市の再建、とくにコミュニティの計画•設計を構想するにあたり、上水道供給、住宅供給、街路改善といった物的側面のみならず、社会的安定性、社会との絆、市民参加といった社会的側面も考慮することが重要である。本研究では、カブール市における空間的•社会的な都市近隣単位としてゴザールに着目する。もともとゴザールとは、モスク区と訳しうるもので、隣接したイスラム諸国の都市でみられるが、現代のゴザールは、自治体であるカブール市の下に制度化され、集会所こそモスクに置かれているものの、その代表は住民により選出され、住民の日常活動を支える近隣機能を供しているとされる。しかしながら、ゴザールが果たしている近隣機能の実態について国際協力機関が若干の予備的調査を行っているものの、学術的な調査分析の報告は見あたらない。そのため、本論文では、(1)既存文献サーベイにより、伝統的ゴザールならびに現代ゴザールの主な特徴を整理したのち、(2)市内の4つの区におけるゴザールの代表を対象としてのインタビュウならびに質問紙調査を行ない、その活動実態を概括する。また、(3)ゴザールが持つ「地区特性」から「近隣機能」ならびに「活発さ」を説明するダイヤグラムの提示を踏まえて、クロス集計表の統計的検定を行ない、その活動実態の違いの地区特性上の要因は何かを考察する。文献サーベイによれば、現代ゴザールは、(a)一つ以上のモスク、(b)公選された代表の存在、(c)取り決められたもしくは慣行上の境界、をもって特徴づけられる。また、ゴザールの境界変更や分割などは隣接するゴザールの代表や住民の話し合いで行われる。なお,代表は地区住民の出生•婚姻届や建築紛争の調停書の保証人も義務づけられている。また、カブール市内に600を越えるゴザールがあるとされる。調査対象におけるゴザールの規模は、グロス面積にして、平均40ha、最大250ha超、最小4ha弱、居住人口にして、平均6千人程度、最大1万5千人、最小230人と多様性に富む。さらに、カブール市の居住地における面積の74%、人口の76%がィンフォーマル居住地であると報告されている。ここで、インフォーマル居住地とは、カブール市の市街地形成に重要な役割を果たした1978年プランにおける計画地城以外の居住地を指す。筆者らの行った質問紙調査は、ゴザールの代表に対するもので、82サンプルを回収した。設問には、「地区特性」(人口規模•創立時期•フォーマル/インフォーマル居住地•有職状況•住宅の所有/賃借•国際協力の有無)、ゴザールの「近隣機能」としてガバナンス(市への関与•市からの情報伝達•ゴザール間交流)、「社会交流」(ゴザール内の互助•紛争調停•リクリエーション活動•伝統行事•コミュニティ市場イベント•年長者と児童の訓練教育)、「物的改善」(住環境改善•ゴザール施設の維持管理•ごみ収集•植樹と美化•公衆衛生への寄与)、「安全」(交通安全•防火•防災•防犯)の各側面、ゴザールにおける近隣活動の「活発さ」(集会の開催頻度•集会の平均参加者数•ゴザール会費の定期的徴収の有無)、の質問群を含むものである。調査サンプルの地区特性を要約するならば、人口は千人以下から1万人超まで、創立時期も19世紀以前から90年代以降までの多様性を有する。また、インフォーマル居住地と住宅所有回答の各々の比率は、カブール巿全体統計と傾向を同じくする。近隣機能についての集計結果を要約するならば、ガバナンスの側面•公衆衛生を除く物的改善の側面の近隣機能については肯定的回答が多いのに比べて、互助を除く社会交流の側面•防犯を除く安全の側面では肯定的回答が少なかった。また、ゴザール活動の活発さについては、会合頻度、参加人数、徴収形態に多様性がみられる。これらのゴザールの多様な回答データを整理するために、ゴザールにおける活動(「近隣機能」と「活発さ」)について「地区特性」を要因として説明するモデルを提示したのち、相関分析を行った。その結果、「近隣機能」に関しては、(1)予想に反して、いずれの近隣機能も人口規模や設立時期を要因とはなりえず、フォーマル/インフォーマル居住地の違いが近隣機能の違いの要因となりうる。(2)フォーマル居住地では、自治体からの情報伝達•ゴザール間組織への加入•防犯における肯定的回答が有意に高い傾向にある。また、活動の「活発さ」に関しては、(1)人口規模•有職状況•国際協力の有無は要因とならず、(2)集会頻度はフォーマル住宅地で高い傾向にあることなどが明らかになっている。カブール巿におけるゴザールに関する調査は端緒に着いたばかりであるが、アフガニスタンの市民が望む都市コミュニティの設計•計画を行なう際に、本研究のアプローチならびに知見が有望であるという見通しを得ることができた。%'Gozars' are a centuries old spatial and social urban unit found in Kabul City. To date the neighborhood functions of contemporary Gozars have not yet been subject to any academic research. This paper identifies the neighborhood functions and the activities of the Gozars, and seeks to determine factors affecting the neighborhood functions and activeness of the Gozars. First, we explored the concepts underlying traditional and contemporary Gozars in the existing literature, and then prepared a questionnaire exploring the neighborhood functions which was presented to 82 Gozar representatives, and finally the results were analyzed by applying statistical tests.
机译:None

著录项

相似文献

  • 外文文献
  • 中文文献
  • 专利
获取原文

客服邮箱:kefu@zhangqiaokeyan.com

京公网安备:11010802029741号 ICP备案号:京ICP备15016152号-6 六维联合信息科技 (北京) 有限公司©版权所有
  • 客服微信

  • 服务号