多主体連携によるまちづくりにおける「まちづくりアイデアカード」の開発と実践: 親しまれる四日市港づくりのためのワークショップを通じて

摘要

This paper reports on development of the tool named "Machidukuri" idea cards to arrange and promote idea for "Machidukuri" proposed by citizen and practice of "Machidukuri" by multi-actor partnership by use of "Machidukuri" idea cards in the case of Yokkaichi port, Yokkaichi City, Mie Prefecture in Japan. There are two important notices to use "Machidukuri idea cards", 1) It is important to practice a series of process after making "Machidukuri" idea cards, 2) we don't always insist on contents of "Machidukuri idea cards", modify and add "Machidukuri" idea cards continuously.%まちづくりワークショップで，参加者から出された意見をアイデアrnとしてカード化し，活用する手法は既に多くの先例がある。アイデアrnカードが思考の道具として力を発揮し，また，実践の活力となるためrnには，いくつかの条件が満たされる必要があるのだろう。本報告ではrnこれを考える上でのヒントが示されている。これで必要かつ十分かどrnうかは，報告で述べられている継続的な運用，さらには，他のプロジェrnクトへの適用などを経ることで検証されるだろう。港という高度に機rn能化された業務流通空間を都市の公共空間として活用するという目標rnに向け，多様な属性をもった人々の参加，関心を呼ぶための仕掛け・rnイベント，社会実験につなげる実行力など，カードを操る主体（報告者，rn港管理組合およびその連携諸機関・団体）間の戦略的，戦術的な協働rn的取組を喚起するかどうかが，アイデアカードの真骨頂であろう。