私立大学におけるザステイナブルキャンパス評価システムの活用方向性: サステイナブルキャンパス評価システムに関する研究その7

摘要

サステイナブルキャンパスを構築していく仕組みとし て、筆者らの研究グループが、サステイナブルキャンパ ス言平価シスアム(Assessment System for Sustainable Campus:以下ASSC、表1に評価内容の構成を示す）を策定 し、現在は、その利用における課題の検討を進めている。 この評価システムは、サステイナブルキャンパス推進協 議会（CAS-Net JAPAN)で国内外の大学や閨係機閨に公開 され、参加校•機閨がサステイナブルキャンパスの達成rn度の確認やサステイナブルキャンパス構築に対する方針 や目標の設定づくりに活用されてきている。2014-2016年 で、ゴールド以上（全体の得点率が65%を達成）の認証 を獲得した大学は、12校（国立大学9校、私立大学2校、 公立大学1校）である。しかし、認証校は、国立大学に 偏っている傾向にあり、ASSCの利用によるサステイナブ ルキャンパス創造を進展させるためには、特に私立大学 における活用の推進が求められる。