寝室における温熱環境が睡眠に及ぼす影響その10 睡眠時における体動が着衣量変化に及ぼす影響

摘要

本報においては、睡眠時の寝姿勢や掛布団の掛け方変rn化による体動の発生が着衣量に及ぼす影響を検討した。rn睡眠時には1 時間あたりに寝姿勢を平均2 回、寝具使用方rn法を1 回程度変化させていた。空気温度と着衣量の関係かrnら、就寝時に空気温度に対して適切な着衣量を選択してrnおり、さらに睡眠時にも体動によって着衣量を調節し、rn行動性体温調節を行う可能性が示唆された。また、睡眠時rnの空気温度が高いほど着衣量の値の分布の幅は小さかっrnた。着衣量の最大変化量は1.0~1.2 clo 程度の割合が最も多rnかった。SET*の算出においては、就床時着衣量を用いたrn場合と比較して、30 秒毎の着衣量を適用した場合にSET*rnが小さい値となる場合もみられた。以上より睡眠時の温rn熱環境は着衣量の変化を考慮する必要性が示された。