都市空間における光と影の分布に関する定量的研究rnその1　都内7 地域の平面的分析

摘要

都市には「なんとなく暗いと感じる場所」や「いつもrn明るいと感じる場所」がある。こうした街の印象にはさまrnざまな要因が絡んでいるが、建築群がつくりだす光や影rnの状態は、自然との時間的応答でありながら、街の印象をrn左右する一つの大きな要素である。日影規制をはじめとrnした各種の光と影に関わる法規制があることからもわかrnるように、とりわけ東京のような高密度な都市において、rn光と影の視点から都市の様相を捉えることは重要である。rn本研究は、高密度な都市空間において、街のポテンシャrnルとして建物群が生み出す光と影の分布を数理的に捉え、rn光と影の視点から街の環境特性を明らかにすることを目rn的とする。そして、それらが街の景観やイメージに与えるrn影響を探るための基礎的研究である。