祝祭時における都市の裏空間の活用が都市認識に与える影響: スペイン•ジローナ巿の花の展覧会に着目して

摘要

都市の裏空間を用いた祝祭によって、都市のイメージを 高めるまちづくりが近年行われている。都市計画家ケヴ イン•リンチは著書『都市のイメージ』において、人々 が周辺環境に対して抱くイメージそのものを、アイデン ティティ（そのものであること•役割）、ストラクチャーrn(構造•空間的関係）、ミーニング（意味•象徴）3要素rnで構成されるとしている。誰も利用しない空間に光を当 てることは見過ごしがちな都市のー角を地域資源として 顕在化することである。これは3要素を顕在化させるこ とであり，それによつて、街のイメージを豊かにし、シビ ックプライドの醸成につながるものだと考える。