棟間衝突をモデル化した1985 年メキシコ地震被災RC 建物の地震応答その3 積載荷重を変数とした解析

摘要

1985 年に起きたメキシコ地震では、震源地から400km もrn離れたメキシコシティにおいて、特定の固有周期をもつrn中高層建物が長周期地震動により多数崩壊した1）。メキシrnコシティでは地震動の長周期成分が卓越していたが、震rn源地においてはそのような特徴は見られなかった。このrn原因はメキシコシティの軟弱地盤による長周期成分の増rn幅が挙げられている。日本の都市部が集中する地域などrnで軟弱地盤がいくつか見られ、長周期地震動による被害rnの可能性が指摘されている。また、固有周期の長い中高rn層建物は、長周期地震動下では長時間、大きく振動するrnため、棟間衝突が起こる可能性がある。都市部では高層rn建物が近接している箇所が多くあり、対策が必要である。rn本研究では、棟間衝突が発生する原因を検討するため隣rn棟の積載荷重をパラメータとして動的解析を行う。