運転開始後約４０年経過した原子力発電所コンクリート構造物の健全性評価に関する検討（その１ 原子力発電所コンクリート構造物の高経年化対策）

摘要

原子力事業者は、従前から建築物に関して定期的な目rn視点検を基本とし、必要に応じて非破壊および破壊検査rnを実施し、原子力発電所の建築物を維持管理してきたが、rn運転期間延長認可制度の制定により、新たに特別点検のrn実施が求められるようになった。本報では、関西電力のrn高浜発電所1,2 号機および美浜発電所3 号機における、国rn内初の特別点検およびこれまでの維持管理で得られた知rn見を踏まえ、建築物の健全性に関する総括的な評価を実rn施した。本報（その１～その５）の全体構成を図1 に示rnす。本報（その１）では、原子力発電所の建築物の維持rn管理の考え方、高経年化対策および運転期間延長認可制rn度について述べる。