充填剤を用いた角形鋼管による鉄骨嵌合式接合部の研究その7 充填剤の接着特性が接合部に及ぼす影響

摘要

本研究では，図1 に示すように角形鋼管によるコネクrnタを介して柱・梁部材を嵌め込む接合法を提案してきた．rn本工法では柱材である外側鋼管を直接嵌め込むため，施rn工作業の簡易化が期待される．文献1）では，耐荷機構やrn弾塑性挙動に関する実験的研究が行われている．本工法rnでは部材間のクリアランスに対する充填剤の使用により，rn固定度や耐力の調整が期待されている．そこで，本稿rn（その7）では充填剤の接着特性が接合部の剛性及び耐力rnに及ぼす影響を解明するため，充填剤の種類を実験変数rnとした曲げ載荷試験を実施し，接合部の力学特性及び弾rn塑性挙動について実験的検討を行う．さらに，次稿（そrnの8）では，本接合部の曲げ耐荷機構を解明するため，有rn限要素法解析による解析的検討を行う．