１台の加速度センサを用いた出力のみによる建物の層間変形角推定手法:18 層鉄骨造高層建物の大型振動台実験データによる検証

摘要

建物の損傷評価を行う上では，出来るだけ多くの位置rnにセンサを設置することが理想的であるが，導入に必要rnなコストを考慮すると現状では現実的でなく，現在商品rn化されているSHM システムの中には出力のみの1 点の加rn速度センサで地震観測を行うモニタリングシステムも存rn在している1)。そこで，本論文では，モード形状を事前情rn報とし，地震時でもそれが変動しないと仮定した上で，1rn点の出力のみの加速度データから全層の層間変形角を推rn定する新たな手法を提案する。