各国における協同居住に関する研究 その１－スペインにおけるコーポラティブ方式コウハウジング「Trabensol（トラベンソル）」の設立過程と運営実態について－

摘要

Trabensol は、スペイン初の高齢者と地域性を融合したコーポラテrnィブ方式コウハウジングであり、共通の問題意識を持つ組合員が住宅rn協同組合を設立し、建設から入居後の運営まで、主体的に担っている。rn高齢者という特定年代が集住することで、本来のコウハウジングのよrnうなコモンミールや共同家事等は義務化せず、日常サービスの外部委rn託化と組合員のボランティア活動を組み合わせることで、多様な共有rn部や活動を通して豊かに、健康に老後を送ることができる。今後、要rn支援者向けの介護保険生活支援サービスが徐々に見直され、独居高齢rn者の生活負担が増える日本においても、協同居住者間の「内側共助」rnだけではなく、地域社会と連携する「外側共助」も加わった「総合共rn助」システムのある【協同居住】が必要だと思われる。