小中連携の活動の違いからみる複数のラーニングスペースの性能差に関する研究: 施設一体型小中一貫校設置における教育活動や校舎運用を見据えた施設整備の実践その3

摘要

小中連携の活動を促すための空間づくりとして、2つのLSの性能を小中連携の活動の違いによって明らかとした。必要な性能は「音響」「映像」「板書」であり、LSとして多目的な性能を持たせる場合とより高度な性能を持たせる場合の性能差を提示した。施設一体型小中一貫校として開校する前段階から関係する巿職員•教職員に各教室や共用空間の性能、活動を整理することで、具体的な利用のィメージを明確に共有することができると考える。今回はLSのみを研究対象としたが、校舎全体の利用のイメージを共有し、小中連携の活動を初年度から展開できるように普通教室ゃメディァスペースを研究対象に教職員WS等の機会を設けて学校環境を整備することが今後の課題である。