テンションロッドによるたわみ制御と増締め機構による導入張力制御その1：機構の概要と施工時解析

摘要

片持ち長さの大きな架構を設計する際，内外装の破損をrn防ぐため，先端に有害な変形が生じないよう配慮する必要rnがある。これに対し，テンションロッドを先端に設けて初rn期軸力を導入することにより，たわみを制御するといったrn方法は数多く提案されている。しかしながら，その多くがrn施工時に張力を導入した後，張力再導入が出来ない機構とrnなっており，経年や繰り返し変形による張力ロスに対してrn増締め出来ないという実状がある。また，当該部位では意rn匠性が求められる場合が多いことから，合理的かつ意匠性rnを損なわない増締め機構を設けることが建物の意匠上・維rn持管理上非常に重要な課題である。