住宅作品の訪問記における建築家の竣工後の住宅に関する思考

摘要

近年、建築専門誌において、建築家が竣工後のrn住宅作品へ訪問し、その際の見聞や感想を著した文章（以rn下、訪問記）の掲載数が増加している1)。訪問記では、居rn住者の所有物により満たされている生活空間や建築空間rnとしての居心地の良さ等が論じられており、ここからは、rn建築家が竣工後の住宅についてどのように思考したかをrn読み取ることができる。