大阪近代長屋の保全・改修・活用計画ふかし壁を展開した桜ノ宮の長屋

摘要

大阪には古くからの木造長屋が多く残っているが、近年では減少傾向にあり、空き家が増加している状況である。一方で近年では長屋に好んrnで住む若者が出てきた。長屋の持つ伝統的な生活文化や住戸間の親密な交流は現代においても魅力的である。このような大阪長屋を住み継いでrnいくためには、長屋の所有者を含め、多くの人々に長屋の需要と魅力を伝える事と同時に、長屋の維持活用方法を発展させていく事が重要であrnる。今回の桜ノ宮の長屋の改修でも、住み継ぐための改修と「オープンナガヤ大阪」というオープンハウスイベントなどによる魅力発信の両方rnを試みる（図１）。オープンナガヤ大阪は、「暮らしびらき」というコンセプトのもとに大阪長屋を一斉公開し、長屋の持つ魅力やそこでの暮らrnしを知ってもらうことで、長屋への感心を高め、入居希望者を増やすことと長屋に関係する人々の交流する場としても機能している。