施工パッケージ型積算方式への対応状況について

摘要

国土交通省では「ユニットプライス型積算方式」の課題を改良した新たな積算方式として、「施工パッケージ型積算方式」を平成24年10月以降に入札を行う工事から試行を開始しており、日建連会員各社も既に個別工事案件において、当該積算方式による積算作業に取り組んできたところである。施工パッケージ型積算方式の導入から半年が経過し、実際の積算作業におけるこれまでの方式との比較や、発生する各種問題点、および落札結果判明後の情報開示請求資料入手時に明らかになった課題等が、ある程度把握できる時期となった。また、平成25年10月には、施工パッケージ型積算方式の対象となる単価項目の大幅な範囲拡大が予定されている。