通称'コマ便'では停止位置合わせにたいへh苦労しました(松岡)

摘要

●西久保私が昭和59年に飯能乗務所に勤務するようになりましたが、ここで行われたE851を用いた登坂訓練が思い出深いですね。運転指令と打ち合わせの上、東横瀬→芦ケ久保間にて1人1回ずつあえて1000分の25の上り勾配中に列車を停車させ、再起動させる訓練です。まず自弁で列車を停止させたのち、単弁もブレーキ位置に置きます。勾配停止時は自動連結器間に遊間があるため、次に自弁で貨車のブレーキのみ緩めてその遊間をなくします。これがけっこう時間がかかり、後方から"ドーン、ドーン"と音がしながら遊間が縮まり、最終的には機関車に振動が伝わつてきます。つまり列車が一本の棒のような状態になったのち、ノッチを投入してゆっくりと列車を起動させるのです。ノッチをS (シリース）に人れ、単弁で機関車のブレーキを徐々に払って（鍰解して）いくのがコッ。電流計を見ながら空転しそうだと感じたら、単弁で機関車にブレーキをかけて空転を抑え込みます。さらにSからSPノッチ投入時、ノッチホールドも使用しました。