激増する「偽セキュリティ・ソフト」

摘要

4年前に初めて公に確認された「偽セキュリティ・ソフト」は、ユーザーのセキュリティ意識を逆手に取り、嘘の「ウイルスが発見された」といったメッセージでユーザーの不安感を煽ることでお金を騙し取ろうとする詐欺目的の「マルウェア」だ。　具体的には、「発見したウイルスを駆除するには有料版が必要」といったメッセージで、ユーザー自らの手で「個人情報」や「カード情報」を入力させるというのが定番の手口で、手口自体は単純だ。　しかし、「偽セキュリティ・ソフト」は、実は相当厄介な存在だ。