実験リサーチ!Linux応答時間の実力

摘要

割り込みを用いて周辺デバイスとデータ転送を行う方法はとても一般的ですが，割り込み応答速度によってリアルタイム処理性能は頭打ちとなります. Linuxでは割り込み禁止期間が長いこともあり，ワースト•ケースにおいては1ms以下(1kHz以上)の割り込みは間に合わないことがあります.1ms以下の時間の制御はリアルタイムOSに比べると劣るといえます.しかし，ハードウェアDMA(direct memory access)転送を使うことによりLinuxが苦手としている高速なデータ•サンプリングゃデータ転送が実現できます.