海外におけるICT活用教育: 韓国と日本の比較を中心として

摘要

日本と韓国の学校教育情報化は遅れを見せている.OECD (Organisation for Economic Co-operation and Development: 経済協力開発機構)が進めているPISA (Programme fo rInternational Student Assessment)の2009年の調査データを再分析した結果,学校でのICT (Information and Communications Technology)ァクセシビリティと活用度，そして「学習のためにICTを用いることが有効である」との(生徒の)認識が非常に低かった.さらに日本の生徒は，OECD諸国の中でも学習のためにICTを活用することが面倒で，インターネットの情報は学習向けではなく信憑性が低いと認識している.