連載: シリアルズ?クライシスと学術情報流通の現在

摘要

1970年代から現在に至るまで，学術雑誌の価格は一般の物価上昇を大きく上回rnる率で上昇を続けてきた。いわゆるシリアルズ?クライシスとは，主としてこうしrnた価格高騰に伴う相対的な購買力の低下によって，必要とする利用者に必要とするrn学術情報が行き渡らなし、学術雑誌の機能不全を指す。現在の危機的な経済状況も相rnまって，問題はさらに深刻さを増しているように思われる。