9つの廃棄物処理施設の整備を果たした東京スーパーエコタウン

摘要

アジア生産性機構(APO)の研修の一環としてアジア地域からの研修生とともに、去る7月9日に東京スーパーエコタウン事業の施設を見学しました。その事業は、国の都市再生プロジェクトの一環として、2001年度より東京臨海部（中央防波堤内側埋立地区、城南島地区）にある都有地を活用したもので、東京都が首都圏の廃棄物問題の解決と環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を推進することを目的に、廃棄物処理•リサイクル施設の整備を進めた事業です。それまでは首都圏から排出される多くの廃棄物が東京都から他の県に移動して、処理されていました。本事業は逼迫している首都圏の最終処分場問題や、他の県での処理負担を軽減する目的もあり、東京都内での廃棄物の処理•リサイクル施設を東京臨海部に集中的に効率よく整備し、東京圏の廃棄物問題の解決に寄与する世界に自慢できる取り組みと言えます。