ライトフィールドカメラを用いた動的計画法に基づく視差推定

摘要

メインレンズと撮像素子の間にマイクロレンズアレイを持つライトフィールドカメラは、見かけ上は単眼のカメラでありながら、二次元格子状に等間隔に配置されたカメラで撮影された画像群(以降、視点画像群と表記）と等価な画像が得られる。この視点画像群から撮影シーンの奥行きを推定することで、イメージベースレンダリング、リフォーカス、三次元再構成など、様々なァプリケーシヨンが実現できる。視点画像群からシーンの奥行きを推定するには、視点画像間の視差を推定する必要がある。本稿では、ライトフィールドカメラにおける視点画像間の視差推定において、視差計算に用いる評価関数の最小化に動的計画法を用いる手法を紹介する。