携帯機器向けグラフィックス・アクセラレータシステムの設計手法

摘要

グラフィカル・エーザインタフエースを備えた携帯機器実現のためには，小型で低消費電ユなグラフィックス・アクセラレータ（以下GAと略す）が必要である．すなわち，惟能向上効果の高い機能を選択的にハードウェア化し，GAの回路規模縮小と必要な描画性能確保を両立させることが塵要である．本論文では，描画機能ごとの実行頻度やメモリバス・トラヒックに着目し，新規回路の記述前に，必要惟能を満足するハードウェア化機能を設計するDFSMBT設計手法（注いを提案する．この設計手法を適朋して開発したGAシステム実機で処理性能を評価し，全機能をハードウェア実装したGAの1／2より小さい回路規模でありながら，ほぼ同等の性能を実測した．これにより本設計手法の有効性を確認した．