スマートフォンを用いたライフログのセンシティビティに関する実証実験結果

摘要

With the development of advanced network equipment and mobile devices, services that use the lifelog (individual's life history) has been drawing attention. On the other hand, lifelog-based service has been pointed out the need to balance personal information use and protection. In this paper, we investigate and report difference of user's sensitivity or preference on various types of lifelog, such as web-based, location-based, shopping-based and so on.%ネットワーク機器や携帯端末の高機能化に伴い，ディジタル化された個人に関する履歴であるライフログを活用したサービスが注目されてきている．このライフログは，Web サイト閲覧履歴，端末位置情報履歴，ネットやリアル空間での購買履歴等様々な情報からなる．本稿では，このライフログの種類に応じ，それらが利用者の感性に対してどのような影響を及ぼすかを実証実験を通して検証した結果を報告する．なお，本実証実験は，平成22年度に総務省が実施したICT 利活用ルール整備促進事業（サイバー特区）における「ライフログの活用及び保護に関する調査研究」の一環として実施されたものである．