特集 港湾分野の海外展開インフラシステム輸出は新たなステージへ

摘要

インフラシステムの海外展開については、2013年5月に策定された「インフラシステム輸出戦略」において、インフラシステム受注を2010年の約10兆円から、2020年までに約30兆円に拡大するとの目標が設定され、官民連携のもと政府一丸となリ取リ組みを推進しているところです。この政府全体の戦略を踏まえ、港湾分野では、海外主要港において産業立地と一体となった港湾開発といった面的•広域的な取リ組み、川上（マスタープラン策定）から川下(港湾ターミナル運営への参画）までの一貫した取り組み等を進めています。今回の特集では、（株）海外交通・都市開発事業支援機構の設立や政府一丸•官民連携によるトップセールス等、昨年1月号特集「インフラシステム輸出戦略」以降の新たな動きを紹介するとともに、インフラシステム輸出の進展状況について世界各地からのレポートを報告します。