シンガポール港の概要と最近の取り組み

摘要

2016年が日本とシンガボールの外交関係樹立50周年であることを契機とし、両国政府間の記念行事(SJ50)の一環として国土交通省港湾局とシンガポール海事港湾庁(MPA)との間でコンテナ政策に関する協力を開始した。具体的には、研修員を相互派遣することにより港湾連営に関する政府と港湾運営会社の関係など港湾政策に関する情報交換を始めることとしており、今年の3月には筆者がMPAに2週間派遣された。本稿では、研修を通じて学んだシンガポール港の概要と最近の取り組みについて紹介する。