阪神国際港湾㈱における集貨事業

摘要

西日本のゲートポート「阪神港」は関西経済圏を背後に抱え、西日本と世界を結ぶ総合物流拠点としての役割を担っています。その港湾を運営する阪神国際港湾株式会社の主な役割は、集貨•創貨に向けた取り組みと、コンテナターミナルの高規格化等による国際競争力の強化となっています。基幹航路に投入されるコンテナ船の大型化とそれに伴う寄港地の絞り込みが進展する中で、当社のミッションである「基幹航路の維持•拡大」を実現するためには、まず阪神港にコンテナ貨物をできる限り集約することが必要となります。当社では「西日本諸港の港湾間ネットワークの強化(国際フィーダー網の強化)」「国際海上コンテナ貨物の誘致促進」「コンテナラウンドユースの推進」「戦略的ポートセールスの実施」を取り組みの柱として、集貨施策を実施しています。