アフリカ地域を対象とした港湾分野の人材育成JICA課題別研修「港湾物流効率化（アフリカ地域)」: 最後のフロンティアへの布石

摘要

豊富な資源を有し、10億人を超える人口を抱え、多くの国が経済成長を遂げているァフリカ地域は、新たなビジネスチャンスを創出する巨大市場として"最後のフロンティア"と呼ばれています。平成26年1月には、安倍総理がコートジボワール、モザンビーク、エチオピアを訪問し、アフリカ連合本部でのスピーチにおいて、「人材を大切にし、ボトムアップの創意工夫を大切にする日本の支援や日本企業の組織文化こそがアフリカに必要であり、アフリカが真のパートナーとして選ぶべきは日本である」と述べ、日本のアフリカに対する支援•協力のひとつとして人材育成を挙げています。港湾分野におけるァフリ力地域を対象とした人材育成としては、平成24年度より、JICA課題別研修「港湾物流効率化(アフリカ地域)」を実施しており、平成26年度までの3年間で、ケニアやモザンビーク等8カ国より38名の研修員を受け入れています。今年度の研修は平成28年1月からスタートし、6ヶ国13名の研修員を受け入れる予定です。